沿革
本田金属技術株式会社(創業時の社名はホンダ鋳造株式会社)は、1963年(昭和38年)、本田宗一郎の実弟、本田弁二郎によって創業され、Hondaのピストンメーカーとして生産を開始しました。
Hondaの高性能なエンジン機能を支えるアルミ重要部品を一貫生産することを目標に、「理論、時間、創意工夫を尊重する」ことを社員の行動の三原則に掲げるなど技術追求の姿勢は創業から変わらず、アルミ精密金型鋳造のパイオニアとしてその地位を確立しました。
また働き甲斐のある職場作りのための人事諸制度の整備・改革にもいち早く着手し、地域社会に対する環境活動なども設立当初から取り組む当社は、「人間尊重、技術追求、社会貢献」を企業理念としています。
このように当社には、アルミ軽合金の鋳造および精密加工の高度な技術力と創業者の情熱が今日も息づいているのです。
創業~1970年代
- 1963年12月
- 資本金3,000万円で東京都中央区京橋にホンダ鋳造株式会社として設立
- 1964年3月
- 資本金1億2千万円となる
- 8月
- ピストン生産開始
- 9月
- 資本金1億8千万円となる
- 12月
- 埼玉県川越市的場1620へ移転
- 1967年10月
- 資本金2億7千万となる
- 1969年8月
- ホンダ鋳造株式会社から本田金属技術株式会社に社名変更
- 1970年12月
- シリンダーヘッド生産開始
- 1971年3月
- 日本で最初に金型GDCによるシリンダーヘッド鋳造に成功
- 11月
- インテークマニホールドの生産開始
- 1973年11月
- CVCC用シリンダーヘッド、インテークマニフォールド、ピストン、トルクコンバータ生産開始 CVCCの実用化に寄与
- 1975年1月
- 喜多方工場完成
- 1977年11月
- 斜板ピストン生産開始
- 1978年3月
- 大型2輪用空冷直6シリンダーヘッド生産開始
1980年代~1990年代
- 1980年3月
- 大型2輪用スイングアームの生産開始。業界初となる大型アルミリアフォークの一体中空鋳造技術を確立
- 11月
- オーストラリアフォード社向け直6シリンダーヘッドを輸出開始(月産7000台)
フォードにおけるシリンダーヘッドの初のアルミ化に寄与 - 12月
- ピストン機能研究用テストベンチ完成
- 1981年4月
- 資本金5億4千万円となる
- 1984年2月
- 金型設計用CAE導入
- 1988年4月
- 連続溶湯処理装置付自己溶解炉の開発
- 1989年2月
- 長楕円ピストン加工機導入。市販車用楕円ピストンの生産に成功
- 5月
- 全自動ピストン鋳造ラインの完成。ピストン鋳造の無人24時間稼動の確立
- 1990年
- アルミサブフレームの生産開始。大型足回り鋳物のアルミ化に成功
- 1994年7月
- 米国オハイオ州マーサー郡セライナ市にCAPT(Celina Aluminum Precision Technology Inc.)を設立
- 7月
- 資本金9億円となる
- 1995年1月
- 中国広東省肇慶市にZHF(肇慶本田金属有限公司)を設立
- 1995年7月
- 資本金12億6千万円となる
2000年~今日
- 2000年9月
- ロアブロック生産開始
- 2001年6月
- 中国広東省肇慶市にZHFM(本田金属(模具)有限公司)を設立
- 2001年7月
- HPDC設備を導入
- 2002年9月
- HPDC製法によるロアブロック生産開始
- 2003年3月
- タイ王国ナコンラチャシーマ県にHFA(Honda Foundry(Asian)Co.,Ltd)を設立
- 2003年9月
- リアナックル生産開始
- 2005年8月
- HPDC製法のピストン量産開始
- 2006年3月
- 中国広東省佛山市にHFF(本田金属技術(佛山)有限公司)を設立
株式会社メッツと提携。グループ化する
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