Heritage - 技術史・社史

タイHFAは、2003年3月にHF・タイホンダASH・タイDAISINの3社合弁で、会社設立。初めての経験となる会社登記・銀行口座開設で一苦労しましたが、最初の収入を資本金利子で得て実感が湧いたことを覚えています。バンコクから会社のあるコラートまで270Kmあり、当時は道も悪く4時間掛りカオヤイ自然公園の湖に着くと、売店でリポDを買い一休みが習慣でした。

5月7日晴天の中で地鎮祭を行い、天と地の神を治めるバラモン教のお祈りで始まり、鍬入れ式、人を治める仏教僧侶9名の安全祈願後に建屋工事開始。タイでは9と4が縁起が良いとされています。

建屋が出来るまでは、DAISIN事務所脇にトレーラーハウスを設置し採用活動を開始しました。DAISINに駐在の齋藤さんと、初めに女性通訳を採用し、何とか平均年齢24.5歳35名を採用できました。
当初採用した35名の内、チュサックはじめ20名以上が現在もHFAの中核として活躍しています。

8月に第一工場が完成し、入社式・設備導入・TRY・現適証明を受け、翌年1月よりHATC向け4輪ピストンを生産開始。
製造開始当初には、定時後現地スタッフに混じりサッカー走り回わり、敷地内の青いマンゴーを食べたこと・駐在者と現地スタッフで夜遅くまで議論し、近くの飲み屋で焼き肉を食べた事・2輪ピストン転注ではHF/THの支援を得て、年間360万個の急拡大達成・休日には、駐在・日本人会のメンバーとゴルフしたことが懐かしい限りです。

合併契約調印式

HFAオープニングセレモニー（2004年8月）。工場完成の一年後にオープンセレモニーを開催。4Rピストンの生産は2004年1月から開始。

第二工場完成（2006年8月）